オランダ北部で、人里離れた農家の地下室に隠れて暮らしていた男性と他男性、成人の子ども6人が、警察により発見されたというニュースが話題になっています。
地下室に隠れていて暮らしていた年数はなんと9年間!!
その間、一切外に出ず、外に自分たち以外の人間がいることさえ知らなかった子供もいたそうです。
こんな映画のような話が実際にあるなんてびっくりしました!
そもそも、なぜ周りと接触を絶ち地下で暮らすことになったのか、そして、今回発見されたきっかけはなんだったのかその経緯と親子7人が暮らしていた場所はどんなところなのか調べてみました!
オランダ親子7人が暮らしていた場所はどこ?
7人の親子はオランダのドレンテ(Drenthe)州ライナーボルト(Ruinerwold)近くのバイテンハイゼル(Buitenhuizerweg)の隔離された農場の地下に住んでいました。
場所は近隣から50m、一番近い小さな村からは500mのところにあります。
Press photographs appear to correspond to this place, which would make them all of 50 metres from a neighbour and 500 from a small village https://t.co/Two6D9AsZJ pic.twitter.com/NzoUvtlOFE
— Naomi O’Leary (@NaomiOhReally) October 15, 2019
親子7人が住んでいた家です。周りは大きな木で囲まれていて外からも中が見にくくなっています。
Gezin uit Ruinerwold kon ondanks leerplicht negen jaar van radar blijven https://t.co/w5FTNqJBug via @NUnl#Ruinerwold #Nederland #life #TuesdayThoughts 🙏🏻
— Raul Wever (@RaulWever) October 15, 2019
16歳から25歳までの子供と男性2人で住んでいたようです。
地下室に暮らすようになった理由とは?
オランダメディアのよると親子は9年間にわたって地下で『終末』を待ち続けていたといいます。
それ以外の理由はまだ明らかになっていませんが、9年前に何かがあって地下室に閉じこもったことは間違いありません。
自宅にはテレビや情報を得るものがあったのかどうかは分かりませんが、『終末』を待っていたということは何かしら『地球滅亡』のような類の情報が流れたのでしょうか?
2010年頃を振り返ると『2012年人類滅亡説』があったなーと思い出しました!
マヤ文明で用いられていた暦の1つ長期暦が、2012年12月21日から12月23日頃に1つの区切りを迎えるとされることから連想された説。
日本もこの説は多くのメディアが取り上げていましたよね。実際にこのマヤの予言で色んな説が浮上し、それをもとに制作された映画『2012』も話題になりました。
観に行きましたが、実際今にも起こりそうな自然災害の数々と、密かに作られているノアの方舟のような選ばれし人々が乗れる宇宙への船は、なんだかノンフィクションではないのではないかと思ってしまうくらい衝撃的な映画でした。
父親もしくは、もう1人の男性が何らかの情報を信じてしまったのでしょうか?
ちなみに食べ物は自宅の庭に菜園があり、ヤギ1匹飼っていて自給自足の生活を送っていたようです。
でも9年も自宅の菜園でとれる作物だけでは足りなかったことと思います。子供達の健康状態が心配です。
発見に至るまでの経緯とは?
一家発見のきっかけは、25歳の息子が1人が混乱した状態で近所のパブを訪れ、ビールを5杯飲んだ後、過去9年間にわたり家の外に出たことがなかったと告白して助けを求めたことでした。
こちらが助けを求めに入ったバー。
Mike sprak het 25-jarige kelderkind uit Ruinerwold: ‘Hij had ruzie en zocht onderdak’ https://t.co/LS84zHqbMK
— Hart van Nederland (@HartvNL) October 15, 2019
事態の把握に家を訪れた警官は居間の食器棚の後ろの地下への階段を発見し、父親らしき人と他の5人の子供を見つけました。父親らしき58歳の男は捜査への協力を拒否し拘束されました。この男は父親ではなく、ベッドに横たわっている男が父親で、数年前に脳卒中を起こしたのだそうです。
現段階で分かっていることは母親はすでに亡くなっているということと、子供達は住民として登録されていなかったということです。
近所の人々は、家族の存在は把握しておらず、農家に住んでいたのは男性1人のみだと思っていたと語っています。
まさに映画『ヴィレッジ』のような話しです。
2004年のアメリカ合衆国のミステリ映画。監督M・ナイト・シャマラン。
深い森に囲まれた数十人が自給自足で暮らす小さな村その村には決して森に入ってはならないという古くからの『掟』があり、村人は森に住むという『怪物』を恐れ、境界線を守って暮らしていた。『掟』を守る限り、森に住む『怪物』が村の平和を破ることはなかったからである。しかし、ダニエルという少年の死を境に、村に異変が次々と起こり始める。そして、ある日『掟』を破った主人公は村の外へ出て、自分達以外の人間がいることと自分達の村とは全く違う近代的な世界を知ってしまうこととなった。
25歳の息子はとにかく外に出るチャンスを伺っていたんですね。これから父親以外のもう一人の男性の素性や地下室で生活していた詳しい理由が明らかになっていくと思います。
オランダ親子7人が暮らしていた地下の場所はどこ?
場所は近隣から50m、一番近い小さな村からは500mのところにあり、広々とした敷地の家で父親ともう1人の男性、そして5人の16歳~25歳の子供たちで自給自足で暮らしていました。
家の周りは大きな木が生い茂っており、中の様子はあまり見えず、近所の人も男性一人で住んでいるとばかり思っていたそうです。
地下室で外部との接触を絶ち『終末』を待ち続けるきっかけはまだ明きらかになっていませんが、子供たちにとっては周りにが普通に生活していることに驚いたことと思います。
本当に謎が多い出来事です。