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あさりの砂抜き時間について!お湯で時間短縮?塩濃度や保存方法は?

メインにもわき役にもなるあさりですが折角美味しく料理しても食べた瞬間口の中で「ジャリッ」と音がするとなんだか美味しさも半減してしまいますよね。

あさりの砂抜きってあさりを塩水に数時間漬けておけばいいと大雑把に考えていましたが、実は適した塩水の濃度及び、あさりが砂を吐く適度な温度と時間があるのです。

そして塩水ではなく、お湯を使うことによって、通常の砂抜きに必要な時間を大幅短縮出来る砂抜き方法もありました!

今回はそんなあさりの完璧な砂抜き方法と、時短砂抜きの方法、そして鮮度を落とさない保存の仕方をご紹介します!

あさりの砂抜き適度な時間は?塩の濃度は?

完璧なあさりの砂抜き手順を紹介します。まず海水と同じ濃度の塩水を用意します。あさりの場合は塩水濃度が3%ですが、さて、濃度3%の塩水をどうやって計り作るのでしょうか?

そこで登場するのが500mlのペットボトルです!ペットボトルとキャップさえあれば簡単に3%濃度の塩水が作れるのです!

1. 殻の表面の汚れを取り除く

  • あさりを両手で挟み貝同士をこすり合わせ水で洗う
  • スーパーで購入したあさりは一度洗っているのでさっと洗えばOK

2. 500mlのペットボトルを用意

500mlの水に対し、キャップ2杯分の塩を加え溶かす

3. ボウルにザルを重ね、あさりを浸ける

ボウルにザルを重ねることであさりが吐いた砂をもう一回吸い込むのを防ぎます。ボウルの代わりにバットでもOKですがその際も網を重ねるといいでしょう。

水の量はたっぷり入れてしまうとあさりが酸欠になってしまうため頭が少し出るくらいのひたひたぐらいがちょうどいいです。

4. 新聞紙をかぶせ暗くする

  • あさりが呼吸できなくなるため決してラップやピッタリと蓋などしないように!
  • 新聞紙はあさりが勢いよく吐き出した塩水が外に飛び散り防止に

5. スーパーで購入したものは約3時間、潮干狩りのものなら一晩

冬は常温でおきます。夏場は水温が20度~25度を保てる涼しい所におきます。水温がそれ以上になるようでしたら時々冷蔵庫へ入れて水温を調節しましょう。

冷蔵庫での砂抜きも出来ますがあさりが休眠状態に入りますので、一晩おかなければなりません

6. 塩抜き

砂抜き後にそのまま調理するとしょっぱくなりすぎる可能性がありますので塩抜きするのがおすすめです。
あさりを水に漬けずに1時間くらい常温でおくだけであさりは体内に残った海水を吐き出します。

ボウルの水に砂が落ちていれば砂抜きはOK!砂抜き途中でもボウルを覗いてみて水管が出ていれば砂を出してる証拠です!

お湯で時短砂抜き!

購入してすぐ調理したい場合、お湯で砂抜きすれば通常3時間ほどかかる砂抜きがたった15分で出来てしまいます!そして身もふっくらになる効果もあります。

用意するものはこちら

  • 45~50℃のお湯
  • バット

1. あさりを水で軽く洗う

あさりを両手で挟み貝同士をこすり合わせ水で洗います。

2.  バットに45℃~50℃のお湯を入れあさりを並べる

温度計がなければ沸騰したお湯に同量のお水を注ぐと45~50℃前後になります。

お湯で時短砂抜き 
お湯をあさりがかぶるくらいの量をバットに入れ、あさりを重ならないよう並べます。

お湯で時短砂抜き あさりをバットに並べる

4.  15分ほど待つ

お湯の温度が下がるので途中少しお湯を足しましょう。

お湯で時短砂抜き 15分待つ

15分後お湯を捨て水で揉み洗いします。

 

以上であっという間に砂抜き完了です!通常の砂抜きに必要な時間と比べると明らかに時間短縮です!

もし、汚れがひどい時はお湯を途中で変えたりお湯の中でこすり洗いすると良いです。

お湯にあさりを入れることによってヒートショックを受けて身を守ろうとします。そして水分を吸収し身を殻から押し出すのでその時に貝を擦り合わせるとびっくりして砂を吐き出すのです。

50℃以上のお湯だとあさりから砂どころか出汁が出てしまうので注意しましょう!

保存は冷蔵庫・冷凍庫どちらが良い?

砂抜きしたその日のうちに食べるのが一番良いですが量が多かったりして全て料理出来ない場合もありますよね。

そんな時は冷蔵保存冷凍保存どちらが良いのでしょうか?それぞれのメリット・デメリットをご紹介します。

  • 冷蔵保存の場合

ボールやタッパーに入れペットボトルのキャップ二杯分の塩を500mlの水に溶かした濃度3%の塩水にあさりを入れ、新聞紙を上に被せる。
または、新聞を水で濡らしあさりを包み乾燥しないように保存します。

どちらの方法も2~3日保存可能

メリット・・・・栄養はそのまま変わらない
デメリット・・・日持ちしない

  • 冷凍保存の場合

水気をしっかり拭き冷凍可のジップロックに重ならないよう入れ空気を抜く。または、冷凍可のタッパーにあさりを水に浸して保存します。

ジップロックに入れた場合は2~3週間、水に浸して保存すれば空気に触れないので酸化が止まり3ヶ月ほど保存可能。

メリット・・・細胞の中から出て来にくい旨味エキスが冷凍することにより細胞が壊れ出やすくなるのでダシが濃く出るようになる。
長期保存が可能。

デメリット・・栄養が多少少なくなる

冷凍保存した場合、解凍せず凍ったまま調理します。また氷漬けで保存の方が冷凍のデメリットを抑えることが出来ます。また一緒に入れた水にもあさりの旨味が溶け出しているので凍った水をそのまま使うことにより、調理の時間を短縮出来ます冷蔵

冷凍での保存方法

 

冷蔵保存と冷凍保存を比べてみると砂抜きして次の日に使う予定がなければとりあえず冷凍保存した方が鮮度もあまり落ちず使いたい時に使えて良いかもしれません。

まとめ

料理を美味しくするためにも砂抜きと保存方法は本当に大事だと改めて思いました。また『砂抜きは時間がかかるもの』という認識が時短の方法によって覆され、あさりがもっと購入しやすくなりました。

これからあさり料理のレパートリをどんどん増やしていきたいと思います!

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