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カトリックとプロテスタントの違いとは?神父と牧師の違いも!

ローマ教皇の来日で、フランシスコ教皇のお人柄に宗教を超えて注目が集まっていますね!

さて、ローマ教皇はカトリックですが、同じくイエス・キリストを父としている宗教プロテスタントもあります

カトリックとプロテスタントはどう違うのでしょうか?気になったので調べてみました!

カトリックとプロテスタントの違いとは?

カトリックとプロテスタントが信じる神はイエス・キリストです。聖書も基本的に同じです。

今回は大きな部分での違いについて見て行きたいと思います。

教会の理解や認識

カトリックでは『教会』は神キリストそのものという理解で、プロテスタントは『教会』はあくまで人間が作ったもので、『教会』に来たから信者であるとは限らないという理解のようです。

カトリック

教会は神(イエス・キリスト)が救いの業をすべての人に与え続けるために、直接意思で作った。
教会は神と人間の間に存在するものではなく、むしろ教会の中で人間が直接キリストに結ばれるもの、つまり教会自体が神と考えます。

プロテスタント

教会という組織はあるものの、人間の作ったものでただの建物にすぎない。
真の教会とは目に見えない信仰によって結ばれた信者たちのことであり、信者を拘束するような教会の権威は認められないと主張します。目に見える教会は信者の意思に基づくもの、すなわち、民主主義的な制度であるととらえられます。

教職名と内容の違い

カトリックでは神父と呼ばれ、儀式や典礼を執行する司祭の敬称です。司祭は生涯を神職に献げるため結婚はしません。

それに対し、プロテスタントでは牧師と呼び、信徒の霊的ケアや伝道の責任を持ちます。牧師は神の元では一般信徒と同じ身分のため、結婚は許されています。

カトリック

教職名:神父
神父(Father)とはローマカトリック教会で叙階(カトリックの秘蹟(サクラメント)の一つ)を受け、儀式や典礼を執行する司祭(priest)の敬称です。 (聖公会や東方正教会でも司祭と呼称)
司祭は生涯をもっぱら神職に献げるため独身です。

プロテスタント

教職名:牧師
信徒の霊的ケアや伝道の責任を持つプロテスタントの教役者・教職者は牧師(pastor)といいます。(例外もあり、聖イエス会では司牧という職名を使用しています。) プロテスタントにおいて、牧師は神のもとでは一般信徒と変わらず身分において平等とされるため、妻帯も許されています。

洗礼名

日本のカトリックだけですが、洗礼を受けると洗礼名が授けられます。

聖母マリアの扱い

カトリックでは聖母マリアの存在は聖家族の一員として扱いますが、プロテスタントでは普通の人と考えます。

カトリック

聖母マリアは聖家族の一員として扱うので、教会ではイエス像と並んでマリア像も見られます。

讃美歌の『聖しこの夜』では「救いの御子は御母の胸に・・・」という表現があります。

プロテスタント

マリアは普通の人と考えてます。
讃美歌の『聖しこの夜』では「救いの御子は馬槽の中に・・・」という表現になっています。

離婚問題

カトリックでは信者同士の結婚した場合は離婚は認められません。

カトリックとプロテスタントの違いは?まとめ

カトリックとプロテスタントの大きな違いをまとめました。
全体的にみると、カトリックの方が宗教の掟が厳しいようですね!

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