どもrenです。
最近、しばしば思うことは本って高いなぁということです。
もちろん、本ができあがるまでの手間を考えたら、妥当な値段だということは分かってはいるんですけど、欲しい本をなにも考えずに買うとすると月に数万円はかかってしまうでしょう。
なんと言っても本の楽しさは、自分が全く移動せずに別人の体験を追体験できるところにあるわけですから、最高の娯楽の一つなわけです。
なので、思い切り使えるお金があれば、まずやりたいこととしては、好きな本を好きなだけ本屋さんで買うことが夢です。
さて、そんな素晴らしい本を書く作家さんがいてこそ、読書の楽しみがあるわけすですが、この度ノーベル文学賞の受賞者が決定しました。
カズオ・イシグロさんという日系のイギリス人の方です。
今日は、カズオ・イシグロさんのプロフィールや代表作について調べてみましたよ。
カズオ・イシグロのプロフィール
名前:カズオ・イシグロ
生年月日:1954年11月8日
国籍:イギリス
出生地:長崎県
言語:英語
職業:作家
1954年に長崎県長崎市で誕生後、5歳の時に父の石黒鎮雄さんが北海(ヨーロッパ地方)で油田調査をすることになり、イングランドの南東部サリー州・ギルドフォードに移住。
1982年に長編小説の第1作である『遠い山なみの光(原題:A Pale View of Hills)』で小説家デビュー。イギリス王立文学協会賞を受賞した。
26歳の時にデビューし、いきなり王立文学協会賞を受賞するなんて、やはり才能があったんですね。
1983年にはイギリス国籍を取得、石黒一雄からカズオ・イシグロへ。
1986年にイギリス人のローナ・アン・マクドゥーガルさんと結婚。
同年には、『浮き世の画家(原題:An Artist of the Floating World)』を出版。
戦後の長崎を舞台にしているそう。
1989年には、長編第3作『日の名残り(現代:The Remains of the Day)』を出版。
この作品は、第2次世界大戦後のイギリスの田園地帯にある邸宅を舞台したもので、イギリス最高の文学賞であるブッカー賞を受賞したそうです。
さらにこの作品では、1993年にアンソニー・ホプキンス主演で映画化もされた作品となっています。
カズオ・イシグロってどんな人?代表作は?
カズオ・イシグロさんってどんな方なんでしょうか?
なんと1995年に大英帝国勲章(オフィサー)、そして3年後の1998年にはフランスの芸術文化勲章を受賞しているようです。
引用元:Wikipedia(大英帝国勲章)
大英帝国勲章とは騎士団勲章であり、オフィサーは4つめの位だそうです。
かなり憧れますね!
ちなみに1位はナイトの称号だそうです。
両親は、日本人ですけど小さい頃に渡英しているため、日本語はほとんど話すことができないようですね。
今回も受賞を逃してしまいましたが、カズオ・イシグロさんは、現代作家で最も注目している一人として村上春樹さんの名前を挙げているそうですよ。
とても興味深いですね。
遠い山なみの光 :A Pale View of Hills 1982年
浮世の画家:An Artist of the Floating World 1986年
日の名残り:The Remains of the Day 1989年
充たされざる者:The Unconsoled 1995年
わたしたちが孤児だったころ:When We Were Orphans 2000年
わたしを離さないで:Never Let Me Go 2005年
忘れられた巨人:The Buried Giant 2015年
今回のノーベル文学賞の選考委員会は、受賞の理由について
「(イシグロ・カズオ氏の)感情に訴える作品は、世界とつながっているという私たちの幻想に隠された闇をあらわにした」
とコメントしているそうです。
まとめ
カズオ・イシグロさんがノーベル文学賞を受賞されました。
両親が日本人で日本生まれですが、幼少期に渡英したため、日本語は喋れず、イギリス国籍の方です。
代表作の中には映画化されたものもあり、わたしを離さないでも映画化されています。
今回、イギリス国籍とはいえ元日本国籍の方が受賞されたことで、俄然注目されそうですね。