こんにちはrenです。
チコちゃんに怒られるって番組はご存知ですか?
日常にありふれている言葉の意味をするどく調査するという番組なんですが、毎回観点が深いなぁ。ととにかく面白い番組なんですよ。ためになるというかね。
最初、朝ドラの続きで見ているうちに、この番組は面白いぞ。
と思っていたら、どうやら僕だけでなく世間的にもチコちゃんは評価されてきたようで、いまや人気番組のひとつとなっています。
今回は、2018年10月20日(土)に取り上げられた「シーン」という言葉の語源について調べてみました。
ただし、ちょっと聞きかじりの知識のため、チコちゃんを視聴後にチコちゃんでの解釈も載せていきたいと思いますね。
シーンってなに?なんで言うの?静かな時に使う言葉の語源は?
シーンという言葉ですが、意味としては何の音もしない、静かな様子を表す言葉です。
静寂という意味の擬音語ですね。
静かなので音はないはずなんですが、シーンという言葉は、なんとなく静かなイメージが定着していますね。
ただ、よく考えてみるとあまりにも音がなくて静かな環境だと、耳鳴りがしますよね。
その時の音に似ているという感じがして、説得力がある。と個人的には感じています。
では一体だれが最初に作った言葉なんでしょうか?
手塚治が作った説
実は漫画家の手塚治先生が作ったという説があります。
それは、手塚治の「マンガの描き方」にこうあるからです。
「音でない音」を描くこともある。音ひとつしない場面に「シーン」と書くのは、じつはなにをかくそうぼくが始めたものだ。
このほか、ものが消えるとき「フッ」と書いたり、顔をあからめるとき「ポーッ」と書いたり、木の葉がおちるときに「ヒラヒラ」と書くなど、文章から転用された効果は多い。
ぼくが始めたものだ。
と堂々と宣言してるんですね。
こういう風に語っているということは、それ以前には表現として存在していなかったか、存在はしていても表現として定着していなかったことが考えられます。
たしかに、手塚治虫先生はマンガの中でシーンという擬音を使っていましたので、あながちウソではないのかな。と思っちゃいますよね。
国語の深々、森々からきている説
もともと深々にはひっそりと静まり返るといった意味があり、この言葉が変化してシーンになったと言ってる方もいらっしゃるみたいですね。
森々は、大木が並んでいる様子を表す言葉なので、意味が違いますが、木々が生い茂っていてとても静かな場所という意味ではイメージしやすいですよね。
チコちゃん説
チコちゃんで放映された内容としては、実際にシーンという音がしているから。
というのが理由のようです。
メカニズムとしては、耳の中の蝸牛の中にある外有毛細胞(がいゆうもうさいぼう)が大きな音は小さく、小さな音は大きくしてくれるという細胞があるそうです。
約1万2千個あり、1秒間に2万回振動するとされていて、その振動の音がシーンと言う音に近いというのがその理由になります。
実際に音を拡大して聴くという実験がありましたが、キーン!という音で若干、無理矢理感もありましたが、耳から音がするというのは意外でしたね。
シーン語源まとめ
いかがでしたでしょうか?
シーン。という言葉の語源について納得していただけましたか?
僕は手塚治先生が出てきたことで、ちょっとびっくりした半面、ちょっと納得してしまった部分があり、とても勉強になりました。
チコちゃんに怒られる。は日常の何気ない言葉について深掘りできて、雑談なんかの際に活躍しそうですよね。これからも楽しみに視聴していきたいと思います。